はじめに
こんにちは、快適シャワードットコムです。
今回は、緊急で記事を書いています。
ミラブルzeroの止水ボタンについてです。この製品を使用している方々から、「止水ボタンを押しても水が結構、ポタポタ漏れる」との口コミが寄せられています。
しかし、故障では全くありません。実はこの現象には重要な理由があるのです。
本記事では、その理由を詳しく解説し、正しい知識をお伝えします。
止水ボタンの仕組み
さて、本題の止水ボタンについてです。なぜ、ミラブルzeroの止水ボタンはあえて水を漏らすように設計されているのでしょうか?
その理由は、ハンマーヘッド現象(ウォーターハンマー現象)を防ぐためです。
この現象は、水の流れが急に止まることで配管内に衝撃波が発生し、その結果、配管が振動したり、損傷したりすることを指します。特に、高圧の水が流れている配管では、この現象が起きやすく、配管の寿命を縮める原因となります。
ミラブルzeroの止水ボタンは、このハンマーヘッド現象を防ぐために設計されているのです。
具体的には、少量の水を常に流し続けることで、配管内の圧力を均一に保ち、衝撃波の発生を防ぎます。これにより、配管の振動や損傷を未然に防ぎ、長期的に安全に使用することができるのです。
ユーザーの口コミと正しい理解
あらためて、ユーザーの声を紹介します。
「水が結構、ポタポタ漏れる」という口コミを見かけることがありますが、これは前述の通り、ハンマーヘッド現象を防ぐための設計です。
前項のすでに説明しましたが、完全に水を止めてしまうと、配管内の圧力が急激に変化し、ハンマーヘッド現象が発生するリスクが高まります。
これにより、配管が振動し、最悪の場合には破損する可能性があります。また、想定される故障としては、圧力に耐えられなくなった時に、シャワーヘッドが吹き飛ぶということもあるのです。
このように、シャワーヘッドでの完全止水のデメリットとして、配管の寿命が縮まるだけでなく、修理費用や水漏れによる二次被害が発生することがあります。特に、マンションやアパートなどの集合住宅では、隣接する住戸への被害が拡大するリスクもあります。
メーカーがこの設計を選んだ背景には、長期的な使用を考慮した安全性の確保があります。少量の水漏れがあることで、配管内の圧力を均等に保ち、ハンマーヘッド現象を未然に防ぐことができます。
これは、ミラブルzeroの大きな利点であり、多くの他のシャワーヘッドには見られない優れた特徴です。
使用上の注意点とアドバイス
止水ボタンは、あくまでのシャワー使用中の一時的な止水のための機能です。
シャンプーで、頭を洗っている時、ボディソープで体を洗っている時などに止水ボタンで、止めて、洗い流すときに、止水ボタンを解除すれば、快適にシャワーの使用を再開できるわけです。
また、シャワーを終了した時は、止水ボタンを押すのではなく、蛇口で水(お湯)を止めるようにしましょう。ポタポタとわずかながらでも、何時間もその状態では、それなりの水量が無駄になってしまいます。
まとめ
この記事では、ミラブルzeroの止水ボタンについて、その設計意図と技術的な背景を詳しく解説しました。あえての少量の水漏れがハンマーヘッド現象を防ぐための工夫であることをご理解いただけたでしょうか。
ミラブルzeroは、美容効果や節水による光熱費削減面での利点が多いですが、特に、水道の使用量削減に注目している人にとっては、水漏れというキーワードにネガティブな印象を持ちがちなことでしょう。
繰り返しになりますが、止水ボタンの少量の水漏れは、ハンマーヘッド現象による水道設備の故障を防ぐものです。
ということで、他のページでも皆さんの疑問や質問に答える記事をお届けしますので、そちらもよろしければ是非、閲覧してください!